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福岡県 新築外構施工事例|レンガと植栽の層構成が織りなすやすらぎに満ちた敷地設計

福岡県の新築外構施工事例です。この物件における設計の核は敷地全体に広がる古窯レンガと植栽の層構成にあります。敷地を訪れた瞬間から、訪問者が感じるのは統制された美しさではなく、穏やかなやすらぎです。

アメリカンフェンスが背景として配置されています。フェンスの存在は、レンガの素朴さを引き立たせるための背景として機能しています。この三段構成—レンガ、フェンス、植栽—が敷地に奥行きの感覚をもたらします。ふんだんに植えられた植栽が敷地全体を包み込み、新築外構であっても既に成熟した庭園のような印象をもたらすのは、この豊富な植栽によるところが大きいのです。植栽は装飾ではなく、敷地の生きた部分であり、時間とともに成長し季節とともに表情を変えていく存在です。

最も秀逸な工夫は、レンガが要所で曲線を帯びる設計です。直線的に積み上げられたレンガの壁ではなく、曲線によって分割されることで、その隙間に植栽を植える余地が生まれます。レンガという無機的な構造物が、植栽という有機的な生命体と共生する空間が形成され、この共生関係が敷地全体にやすらぎをもたらす最大の要因となっています。

フェンスと同じくホワイトのアメリカン門扉を使用し統一感のある外構へ。

古窯レンガが駐車スペース全体に敷き込まれています。このレンガの使用量は贅沢です。通常、レンガは装飾的な部分に限定的に使用されることが多いのですが、この物件ではレンガを主要な舗装材として採用することで、敷地全体に素朴な温かみをもたらしています。古窯という名称の通り、経年の表情を備えたレンガの色彩が、新築外構でありながらも既に時間が経過したような雰囲気を演出しているのです。

低電圧ライトが夜間の足元を優しく照らします。12Vの照明は環境配慮を示すとともに、照度を抑えることで夜間も敷地全体の穏やかな雰囲気が保たれることを意図しているのです。

古窯レンガ表面には一部、文字が刻まれています。これらの文字入りレンガが駐車スペースに散在することで、敷地に物語性が生まれます。

作業台付立水栓が敷地の機能面を支えています。レンガの脚と木製の天板で仕立てられたこの立水栓は、高さがあることで実用性を確保しながらも、その外観が敷地全体の意匠と調和し敷地の一部として機能します。

花壇の縁もレンガで統一されることで、敷地全体に色彩的な一貫性が生成されます。複数の異なる素材が並置されることなく、主要素材を繰り返すことで、敷地が一つの統一された世界観へと収束していくのです。

別に配置されたレンガ立水栓は、蛇口が2口になっており、機能分化がなされています。一つは通常の蛇口であり、もう一つは水遣りに便利なホース用の蛇口です。この立水栓は異なる用途に対応できる多機能性を備えながらも、その見た目はレンガという統一素材でまとめられています。

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